以前厚木の知人のじい様が肥溜めで「ああ、いい湯だな」といっている話をしました。
私は一度不可思議な体験をして
それが「狐の仕業だ」といわれたことがきっかけで
狐に化かされた話を聞きまわったりしました。
ところで私の不可思議な事件は千葉県の大滝村という道路で起きました。
7年前の8月のこと
一車線の道路を車で走っていました。
3時に高速道路を降りて
1時間ほど走ったとき、
「ああ、疲れたなあ・・・」と車の時計を見たら
3時10分ほど・・
まだ10分しか経過していなかったのです。
「あ、時計が壊れたんだ・・・・・」
と思い、時間を確かめませんでした。
急いでいるわけではありませんが
8月の炎天下です。
早く到着場所に着きたくて
私はスピードを上げていましたし、まったく車がいないので
飛ばし放題でした。
一本道で、まったく車がいないことも
田舎なので気にしていませんでした。
でもそろそろ、大滝村じゃないかなあ?
10キロ以上走っているよ・・・と思い、
今度は携帯の時計を見ました。
3時8分とかだったんです。
あれ?
と思いました。
車の時計を見ると
3時10分なるかどうかの時刻でした。
ということは、さっきからまったく時間が過ぎていないということです。
携帯と車の時計が同時に故障したとも考えられます。
私は不安になって
速度を落としました。
自動販売機が見えました。
昭和というか、やたら古い形式でした。
あんなの見たことないよ・・・というほど古かったんです。
そうした古い自販機をいくつも見ました。
だんだん不安になりました。
どうして一台も車がとおらないんだろう?
前にも後ろにも直線の道が続いているだけです。
家も古くて
建物というよりバラックでした。
車を脇に止めて地図を見ました。
もしかすると
変な道に入り込んだのかも・・・と思ったのです。
でも高速道路を降りたら
この道しかありません。
でも、ここがどこなのか、わかるようなものは何もありません。
あたりは、雑木林にバラックに古い自販機。
私は引き返すことにしました。
適当なところでターンしようとしていると
前方に本屋さんが見えてきました。
こんなところに本屋さんがあるなんて・・・
そこの駐車場の自販機は新しかったので水を買う。
車に乗り込み
もと来た場所を引き返したら
ものの15分も立たないうちに
高速道路に着いたんです。
おまけにこれでもか!というほどダンプが走っていました・・・
あの失われた一時間・・・
走った10キロ以上の走行感・・・
すごくリアルなあの感覚と
時間との誤差。
しばらくしてから
山岸涼子さんの漫画で「狐に化かされる章」を読んだとき
この疑問が少し解けた。
「狐に化かされたときに一番いい方法は、
一休みすること」
「車に乗って化かされたときは車から降りる」
なのだそうです。
なるほどと思いました。
狐に化かされたかどうかはわかりませんが
自販機で水を買って、狐の呪縛?から解放されているからです・
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